更新日:2023年10月10日 17:53
仕事

「幸福を『こうふく』と読むのはNG」新卒で入社したブラック企業のバカ社訓。“時代遅れすぎる価値観”にあ然

退社した今だからわかるブラック社訓の特徴

バカ社訓でわかる[ブラック職場の重症度]

B社が「10年後、営業日本一」の目標を定めたコピー。「挑戦」ではなく「頂戦」という当て字は「頂(てっぺん)を取る」並々ならぬ決意の表れなのだろうが、Vシネ臭が漂う

退社した今だからわかるブラック社訓の特徴を、河本さんはこう話す。 「『挑戦』を『頂戦』とヤンキーっぽい当て字にするのは、不良が気合と根性で何でも解決しようとするように、精神論で厳しいノルマをクリアするためでしょう。負けず嫌いなのもヤンキー同様で、『幸福』を『こうふく』と読んではいけない。『降伏』に繫がるから『しあわせ』と読むんです(苦笑)」 勝利至上主義の社訓や社内ワードは、ブラックの予兆だ。
バカ社訓でわかる[ブラック職場の重症度]

「幸福」を「こうふく」ではなく、「しあわせ」と読むよう求める社内文書。敗北は認められない

★社訓のブラック予兆!★ 高カロリーな「当て字」=勝利至上主義 【河本哲也さん(仮名)】 私大新卒でB社に入社。3年ほどで退社、転職したが「ブラック企業は忙しくて転職活動ができず、泣く泣くとどまる人も少なくない」(河本さん)
バカ社訓でわかる[ブラック職場の重症度]

河本哲也さん(仮名)

取材・文/週刊SPA!編集部 取材協力/坂倉昇平(総合サポートユニオン) 古川琢也
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