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出世コースに乗れていない会社員30代が、副業で月20万円プラスの成功できたワケ

―[家計の新常識]―
 給料が上がらないのに物価は上がるばかりの世の中で、’22年の家計改善がカギとは? 世帯年収1000万円の家計簿でわかった「共働き×副業×投資」の“3本の矢”を徹底解剖。今回は副業で不動産事業をする30代会社員の「成功家計」を大公開する!

与信を使った不動産事業でキャッシュフローを最大化

家計の新常識

※写真はイメージです

「やはりサラリーマン最大のメリットは、与信力の高さだと思うんです。不動産ローンは投資用も含めて低金利時代なので、活用しない手はないと思います」  そう話すのは、コンサル系企業で働く田中裕也さん(仮名・30代)だ。「会社員としては正直、あまり出世コースに乗れていない」と自己分析する彼は、その危機感からさまざまな副業を試してきた。 「最初にやった副業は動画撮影でしたが、実作業を伴うような“労働収入”では時間的制約が大きいし、本業にも支障が出てしまいます。そこでカーシェアや脱毛店舗運営コンサルなどに裾野を広げていきました。カーシェアでは労せずに月3万円ほど儲かっていましたが、もっと副収入を増やしたかった。  そこで株式投資を始めたところ、大きく勝てたんです。それを元手に不動産投資ローンと組み合わせて、マンション1室と6部屋の物件1棟を購入。今では返済と修繕費を除いて月20万円ほどの賃貸収入があります」  1部屋を所有する都内のマンションでは、管理組合の理事長として月7000円の報酬も受け取っているという。

妻もライブ配信の副業

 不動産投資は数年前に法人化し、現在は立派な「我が家の主力事業」として運営しているという。一方、奥さんも派遣社員として働きながらライブ配信の副業をしている。 「ただ、妻にはあくまで空いた時間で働いてくれればいいという方針です。以前は『正社員でもっと働いてほしい』と言ったこともあるのですが、それでけんかしてしまって。育児もあるし、余力があれば派遣で働いてもらえればいい。ライブ配信も好きでやっているようなので、変なプレッシャーをかけないで、気楽にやってもらうのが最も長く続けられるのかなと」
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