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なぜ若者は沖縄警察署を襲撃した?「巡査は人前では手を出さないけど…」

約400人の若者が沖縄警察署前に集まり、一部が卵や石を投げつけた襲撃事件。いまだ真相は解明されていないものの、コザの街はすっかり平穏な姿に戻っていた。若者たちの怒りはどこへ行ったのか?

暴動の根底にあるのは若者の警察への不信感

「もう二度と集まらない」  警察官との“接触”で右目眼球が破裂し、失明した少年Aの同級生はまったく予期していなかった展開に戸惑っていた。 「僕らが警察署前に集まらなかったら、警察は事件を隠ぺいしていたはず。一部の人が石を投げ、Aに迷惑をかけてしまったけど、真実を知りたいと思っていた人は石を投げていない。怒って投げた人はいただろうけど……。  野次馬も多かった。すでにガラスを割った人が捕まったと聞いた。でも警察は何も発表しないから本当かどうかはわからない。次の日が本番だったけど、あれではAのためにならないと思って、みんなにもう警察署前に集まらないで、とお願いした。しーじゃ(先輩)からも二度とするなと言われている」

「あれから警察は奇妙なほどおとなしくなった」

 SNSに拡散された、右目から血を流すAのショッキングな映像は、ケガの原因が真偽不明のなか瞬く間に若者の間に広がった。 「巡査は頭がいいから、人前では手を出さない。でも、誰もいないところでは僕らを殴る。見えないところで巡査に殴られた人がいっぱいいるから、警察がまたウソついたとあんなに人が集まったんだと思う。深夜徘徊や暴走行為が悪いからといっても、手を出したらいけないでしょう。あれから警察は奇妙なほどおとなしくなった」(警察署前に集まった男性)  現在、県警捜査一課のもと、真相の解明が進む。ただ事情聴取に応じたくないという少年もいた。 「捜査一課っていっても同じ組織ですよ。公正な捜査なんて、信じられるわけないでしょう」
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最も恐れたのは市民に被害が及ぶこと
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