不正車検や保険金の水増し請求など、問題が次々と発覚している中古車販売大手・ビッグモーター。 　依然として注目度は高く、“失われた街路樹”を見に行く人がいれば除草剤を買い求める人も。そんな事件の本筋からズレた“意外な余波”を追った。 　自動車保険の保険金不正請求問題を皮切りに次々と不祥事が明らかになっているビッグモーター。 　’23年7月25日に保険金不正請求問題で兼重宏行元社長が会見で辞任を発表してからも、除草剤の散布、パワハラ、社員が暴行で逮捕されるなど、今日まで話題が尽きることはない。 　そんなビッグモーターの店舗をひと目見ようと、SNSには“ビッグモーター行ってみた”などという投稿が見られる。実際に群馬県の太田店を訪れ、X（旧ツイッター）に投稿していた人に話を聞いた。 「かなりわかりやすく街路樹がなくなっていて、なんで今まで問題にならなかったのか？と疑問に感じつつも、周囲に民家などが少ないため地域が声を上げにくかったのでしょう。また周辺に修理工場をいくつか見かけましたが、国道からいちばん見やすいのはビッグモーター。修理で不正を働くなら見えにくくしていると思いきや、意外でした」（すずきさん） 　彼は「テレビやネットで見たものと現地で見るものは異なることがよくある」ため、これからも「取材」という名の野次馬を続ける。 　店舗が観光スポット化したことに関してビッグモーターに問い合わせると「近隣にお住まいの皆様にご迷惑をおかけしており、大変申し訳なく思います」とのことだった。