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電気代もまた上がる!値上げや廃業ラッシュで“インボイス不況”の現実味

 直前に首相官邸前で行われた集会には1000人が参加するなど、大波乱のなかで10月1日にスタートしたインボイス制度。  当初、「会社員には関係ない」と思われた同制度だが、蓋を開けてみれば大違い。業務の増加や収入減など大きな影響を受けている。今回はインボイス制度によって影響を受ける意外な職種や、日本全体が不況になるリスクについて紹介する。

インボイスで影響を受ける意外な職種の例

『[地獄のインボイス制度]狂騒曲』タクシー

写真はイメージです(以下、同じ)

①個人タクシー  免税事業者が発行する領収書は仕入税額控除ができないため、経費での利用が敬遠される恐れがある。東京都個人タクシー協同組合では、あんどんの形や色を変えることで、登録事業者か否かを見分けられるようにした。 ②人材  高齢者に働く場所を提供するシルバー人材センターでは、発注する事業者から受け取った請負代金を就労者に分配するが、多くがインボイス制度に登録していないことから税負担が増える。自治体などが負担する方針だ。