昨今、若年層を中心に蔓延する市販薬や処方せん薬の過剰摂取、いわゆるオーバードーズ（＝OD）。違法ではないからといって、大量摂取をすれば毒薬になってしまう。 　特に処方せん薬は市販薬に比べて効能の高い医薬品も扱っているため、そのぶん危険性は高くなる。実際に乱用されている中で特に危険度の高い薬を徹底調査した。 　複数の当事者から話を聞くと、処方薬でのODは、処方されにくい薬を含めて幅広い種類が試されていることがわかった。 　今回は主要な薬として、’20年に厚労省の研究班が発表した実態調査をもとに、乱用の多い上位10種類から、危険度の高いものを選出した。