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これが噂の「ご遺体ホテル」だ!火葬まで1週間待ちは当たり前の今、遺体預かりの需要が増

 高齢化により死者数の増加が加速する「多死社会」が迫っている。一方で、火葬場の不足などで長期間遺体を保存する施設「ご遺体ホテル」の需要も高まっている。日々進化する施設の内部をルポ!

1週間待ちは当たり前。渋滞する燃やされない遺体

ご遺体ホテル

過去の死者数と今後の推計死者数 ※参考/国立社会保障・人口問題研究所公開データ

 厚労省の発表によると、’22年に国内で死亡した日本人は156万人で過去最多を更新。今日本は高齢化による死者数の増加と人口減少が加速する「多死社会」へと突入しつつある。  そうした状況下で目下問題となっているのが都心部における火葬場不足だ。稼働できる焼却炉に対して遺体の数が多すぎるため、葬儀まで待機中の遺体が増えているのだ。  そこで、登場したのが“ご遺体ホテル”だ。亡くなった遺体を一時的に安置するホテルのことで、1週間を超える安置にも耐えられる設備を有している。

貸し切りの面会室で自宅のように過ごせる