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朝の勃起が減る、よく眠れない…40~50代男性なら「更年期障害チェック」を試してみて

 女性の閉経前後の更年期症状は広く知られているが、男性にも同様のものが起きることはあまり認知されていない。  テストステロンの減少で中高年男性の6人に1人がなるといわれる更年期障害。実際に体験した人たちに話を聞いてみた。 「気力がわかない」「カッとなって暴力」etc…。中高年の6人に1人が苦しんでいるという「男性更年期障害」の実態とは?

更年期障害がうつ病のトリガーになる!?

本当に怖い[男の更年期障害]

医療機関を受診する目安となる。診断はAMSスコアと問診により行う

「コロナ禍で“自分は更年期じゃないか?”と疑い、受診する男性が増えています」  そう話すのは、市ヶ谷ひもろぎクリニックの土井直人氏。 「在宅勤務で人との交流が淡泊になり、出勤の縛りがなく生活リズムを崩してしまう方が増えた。環境の変化によりテストステロン値が低下し、メンタルの不調を訴える方が多い」というように、男性更年期障害は加齢による男性ホルモン(テストステロン)の減少で誰にでも起こりうる。  さらにその減少を加速させるのが仕事や家庭など日常のストレスだ。女性の更年期が生理と連動しているのに対し、男性は複合的な要素が絡み合うため自覚することが難しい。  主な症状としては、男性更年期障害チェックシートに記載されている“不安感”など精神面から、“筋力の低下”など身体面、“性欲の低下”など性機能面の変化が挙げられる。 「受診者数は毎月初診だけで20人ほど。40〜50代が最も多く、約8割を占めます」

更年期だと思ったら重度のうつ病の可能性も