「文春砲をネットでリライトして200万儲けた」スクープおこぼれ商法の手口

 松本人志SEX夜会、広末涼子不倫、木原誠二事件……あの報道でいくら稼いだ?  週刊誌が飛ばすスクープやスキャンダル一つが、莫大な利益を生む構造が出来上がっている昨今。  報道された側、おこぼれにあずかる人々を含めカネの流れはどうなっているのか?全力で調べてみた。

労力なしで濡れ手に粟!「スキャンダルおこぼれ商法」

[スキャンダル経済圏]研究

※写真はイメージです(以下、同じ)

 スクープ報道の「おこぼれ」にあずかる人々もいる。’16年、清楚キャラで売っていたベッキーの不倫騒動が広げた衝撃と波紋は、あらゆる場所でカネを生み出した。  既存の報道を後追いするスタイルの某B級ニュースサイト編集長のB氏は「週刊誌はネットで稼ぐのが下手」だという。 「スキャンダルは確かに稼げる。無関係の媒体が、ベッキー不倫の文春砲を面白おかしくリライトして一晩に400万円ほど稼いだ実例もあります。自分はこれで一記事200万円儲かった。文春や新潮は、そこにも力を入れればいいのにね」  また、B氏は「週刊誌系の記事は決まって一本が長い。分割すればその分稼げるのに」という。  ちなみに今、最も稼げるのは「○○(人名)とは何者? 結婚してる? 経歴や本名を徹底調査!」という類いのまとめサイトだという。 「凶悪事件や炎上が起きれば、一斉に検索されてそこに辿り着きますから。そこに広告表示させてマネタイズって寸法です。それでいてオチは『調べましたがわかりませんでした』ですからね。適当なもんです」

ニュースのまとめSNSで稼いだ金額にビックリ