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「ビットコインで荒稼ぎ」する人たちの手口。10%高く売る禁断の手法とは

 3月8日、史上最高値を更新し、1000万円の大台に乗ったビットコイン。この勢いがどこまで続くかに注目が集まるが、「国をまたいだ価格差」を逆手に取り、荒稼ぎする面々も急増している。 「現代の錬金術」とさえ称される、その手口に迫った。

ビットコインは初の1000万円超えを記録

ビットコイン密輸の驚愕手口

3月5日、初の1000万円超えを記録したビットコイン。周期的なバブルにも注目が集まる

 ビットコインの価格高騰が止まらない。 ’22年11月、大手取引所「FTX」の破綻で一時期200万円台まで低迷したビットコインは、今年に入って驚異的な高騰を見せ、 3月5日、初の1000万円超えを記録した。周期的なバブルにも注目が集まる。  ビットコイン関連の書籍の執筆を手がける経済ライターの高城泰氏がその要因を解説する。 「ビットコインのETF(上場投資信託)が今年1月から販売開始となったのが大きい。これにより投資家はビットコインを直接保有せずとも投資できるようになり、75億ドルもの買いが入った。個人投資家マネーの流入という“実需”に基づく高騰は強く、今までにない伸びを見せています」  さらなる上値を目指すのか、あるいは一旦調整を挟んだ後に下落するのか――ビットコインの今後を巡り、日夜活発な議論がなされているが、価格変動を気にすることなく暴利を貪る輩もいる。

簡単に10%高く売る手口とは