バブル期の高値を超えた株価に続き、押し寄せる“賃上げバブル”。世の大企業は軒並み記録的なベースアップを実現しているが、実は副業にも“ベア”の波が押し寄せている。さらに稼ぐならバブリーな副業にも触手を伸ばせ！ すぐに始められて、青天井の副収入が期待できるのは、若い世代から人気のライブ配信かもしれない。昨年からTikTokのライバーを副業で始めたOLの吉木加奈子さん（仮名・31歳）が話す。 「TikTokは投げ銭の報酬がドル払いなので、円安メリットも受けています。1年で1ドル＝130円が150円になったので、2割近くも円換算の報酬が増えました」 吉木さんは月に100万円以上稼ぐ人気ライバーだが、固定視聴者は約30人だという。 「ゲーム感覚で『配信者を育てたい』と考えるリスナーが多いんです。私の主なリスナー層は40～50代男性だから、経済的に余裕のある方が多いのでしょう。毎日5時間の配信を休まず続けて、毎月一番“投げて”くれた人にインスタの通話で直接お礼を伝えたり、配信で使った衣装をプレゼントしていたら2か月で収入が100万円を超えました」