更新日:2024年05月16日 13:18

中国人による密漁が話題だが…日本人もやっている!暴力団のシノギにも

 伊勢海老にアワビ、天然記念物のヤドカリまで――。今、日本各地の海では、中国人による密漁・乱獲が止まらない。行政や漁業関係者が頭を悩ませるなか、さらにその方向性が「進化」しているという。だが、日本人による密漁も、当然なくなってはいないままである。

日本人密漁者の取り締まりすら追いついていない現状

[中国人密漁3.0]の実態

第3ビーチでの潮干狩りは漁業権侵害および漁業関係法令違反であると大洗町が明言している

 茨城県大洗町の「大洗サンビーチ」も、中国人によるハマグリの密漁が行われる場所だ。海岸は第1、第2、第3ビーチと区分けされ、水産資源保護区である第3ビーチでの貝類の採取は禁止されている。  だが取材班が第3ビーチを訪れると、堂々と潮干狩りをする人で賑わっていた。そんななか黒いウェットスーツを着た男が現れ、海に消えた。男はしばらくして、ハマグリが詰まった網を引きずりながら浜辺に上がってくるとまっすぐに記者に歩み寄ってきた。