【新連載 岡口基一 vol.1】なぜ俺は裁判官をクビになったのか?“白ブリーフ判事”の告白
なぜ俺はクビになったのか? 法曹界の「しくじり先生」が裁判官人生を振り返る!
’24年4月3日、俺は裁判官を“クビ”になった――。
正確に記すならば、国会に設けられた弾劾裁判所で罷免の判決を受け、裁判官の身分を剥奪されたのだ。弾劾裁判を通じて罷免の決定を受けたのは、この制度が始まって以来8人目。
訴追された理由は、俺が実名で開設したTwitter(現・X)アカウントを通じて発信した「発言」等であり、これが「著しい非行に当たる」と一方的に断じられたからだ。
新聞やテレビ、オンラインニュースなどさまざまなメディアで、俺がクビになったという一報が駆け巡ったこの日、俺は、各局のニュース番組をはしごして見ていたが、俺の白ブリーフ姿の画像を画面に映し出していた局がいくつもあった。この画像は、俺が、自身でTwitterに投稿したものであるが、弾劾裁判では、明示的に訴追対象から排除されたものである。
つまり、罷免判決では、この画像は一切考慮してはならないものであるし、また、俺はこの画像の使用をメディアに許可したことは一度もない。
ʼ66年生まれ。東大法学部卒。ʼ91年に司法試験合格。元高等裁判所判事。大阪・東京・仙台高裁などで判事を務める。Twitter(現・X)を通じて実名で情報発信を続けていたが、「ちんこ勃ってる勃ってるとのナンチャンのツッコミが何度も入ります(^_^)」といった投稿や、居酒屋で上半身裸になり縄で縛られた自身の画像を投稿し厳重注意されたのを皮切りに、自らが関与していない裁判に関するツイートを理由に分限裁判で戒告処分を受ける。ʼ21年、分限裁判の対象となった投稿等を巡って弾劾裁判にもかけられ、今年4月に制度開始以来8人目の罷免となった
弾劾裁判とは無関係。出回る“白ブリーフ姿”の画像
弾劾裁判で初めてわかった“発達障害”
ʼ66年生まれ。東大法学部卒。ʼ91年に司法試験合格。元高等裁判所判事。大阪・東京・仙台高裁などで判事を務める。Twitter(現・X)を通じて実名で情報発信を続けていたが、「ちんこ勃ってる勃ってるとのナンチャンのツッコミが何度も入ります(^_^)」といった投稿や、居酒屋で上半身裸になり縄で縛られた自身の画像を投稿し厳重注意されたのを皮切りに、自らが関与していない裁判に関するツイートを理由に分限裁判で戒告処分を受ける。ʼ21年、分限裁判の対象となった投稿等を巡って弾劾裁判にもかけられ、今年4月に制度開始以来8人目の罷免となった
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