橘玲氏が「日本円しか持たないのは危険」と20年言い続けている理由。ではどうすべき?

止まらない円安を逆手に取り、「攻撃は最大の防御」と言わんばかりに、日本にいながら外貨を稼ぐ猛者たちがいる! 本特集では、そんな円安時代に負けない外貨で儲ける10の方法を紹介していく。誰でもできる円安錬金術を大公開! 日本円しか持たずに生活することの危険性を20年もの間訴え続けてきた社会評論家の橘玲氏にその真意を聞いてきた。

日本円だけに頼るのはキケン 外貨を手にしてリスクを減らす

[外資で儲ける]10の方法実質賃金が過去最長の25か月連続マイナスなど、悪い円安の影響が顕在化しているが、作家で社会評論家の橘玲氏は、日本円しか持たずに生活することの危険性を20年もの間、訴え続けてきた。その真意とは。 「円高だと、日本に観光に来る外国人はお金持ちだけでしたが、今は逆で、日本人が海外に気軽に遊びに行けなくなった。通貨が変動すると、それによってメリットとデメリットが生じます。しかし、牧歌的な国民性や島国という地政学的な背景から、日本人はずっと『日本円は安心で、外貨は為替リスクがある』と思い込んできた。それがここ最近の急激な物価高や電気料金の値上げにより、円安で貧乏になっていることを肌で感じ、円のリスクにやっと気づいたようです」