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クリティカルな「松本人志作品論」はなぜ少ないのか?【連載第4回】

松本人志に対する真っ当な批評はこれまでほとんど育ってこなかった。そもそも彼の芸風自体に従来のお笑いに対する批評的な空気があったのと、なおかつその人物像が魅力的すぎたからだ。 そう語るのは、YouTubeチャンネルでのエンタメ解説/映画ドラマ考察の動画が大人気の大島育宙さん。冷静で客観的な分析に定評のある彼が、“お笑い界の巨人”について忖度なしにその功罪を語る、待望の「松本人志論」が本誌で短期集中連載中だ。
大島育宙

大島育宙

松本人志の本質を言い当てたナンシー関と菊地成孔

7月30日・8月6日合併号に掲載された第4回では、松本人志の本質を言い当てた数少ない論者として、ナンシー関と菊地成孔の名前を挙げている。 「ものを見る基準値」=「ものさし」の独自性を高く評価したナンシー関と、無自覚にタブーに触れてしまう天才性を看破した菊地成孔。彼らの「松本評」は今読んでも慧眼だ。 そして、松本作品の魅力を鋭く言語化した現役芸人として、大島氏が名前を挙げる本誌連載メンバーとはいったい誰なのか? 渾身の偉人伝の全貌は、ぜひMySPA!にて読んでいただきたい。
1992年生まれ、東京都出身。東京大学法学部卒業。Eテレ『太田光のつぶやき英語』、TBSラジオ『こねくと』レギュラー出演のほか、「無限まやかし」をはじめ4本のポッドキャストに出演。YouTube「大島育宙【エンタメ解説・映画ドラマ考察】」を配信する