更新日:2024年10月30日 13:41

「世界初の“AI女優”」ディープフェイクAVの“中の人”を直撃。その正体とは?

 既存のAVに芸能人の顔を乗せた、悪質なディープフェイクポルノが近年、社会問題となるなか、一方で別のトレンドが起きている。そこには巨額のカネも動いていた!エロ系ディープフェイクの最前線を追った。

ディープフェイクAVの“中の女性”の正体とは

偽エロ動画で[荒稼ぎ]最前線

現在発売中の木花さんの3作目の作品(DVD、配信/販売:h・m・p)

 ディープフェイクのエロコンテンツがネット上を席巻するなか、既存のAV業界も参入し始めた。昨年、世界初の“AI女優”としてメジャーレーベルから専属デビューした木花あいさんだ。  現在、3作品までリリースされているが、彼女は作中で体のみを演じている。いったい、どのように作られたのだろうか。 「知り合いの会社から『AIを使ったAV作品を作りたい』と相談され、企画がスタートしました。“中の人”の顔の輪郭に合った顔立ちにしないと不自然になってしまうため、よくあるアニメがかった韓国美人風のAI顔とは異なる顔立ちになりました」(プロデューサーのK氏)  まず通常のAV撮影を行い、映像データをディープフェイクの制作者に渡し、作品に仕上げた。 「通常作品に比べ尺が短く、顔の画角のバリエーションが少ないなど、まだまだ課題はあります」とK氏は語るが、では“中の人”は誰がやっているのか。