エロ漫画版『きみどう』も登場!?『このエロ漫画がすごい!大賞』、中間速報!【前編】
週刊SPA!が毎年開催する『このエロ漫画がすごい!大賞』、その中間速報として3人のエロ漫画読みのプロたちが10月31日時点での推し作品をピックアップ!
今回の推薦者は長年、国内外のエロ漫画を読み続ける美少女コミック研究家・稀見理都氏、東大出身のエロ漫画批評家・新野安氏、女性向けも含めアダルトコミックに精通するライター・アオヤギミホコ氏。
王道モノから無限絶頂、エロ漫画版・『君たちはどう生きるか』(⁉)まで多種多様な作品がノミネートした今回、果たしていったいどんな作品が“今年の顔”になるのか!?
前年の記事はコチラ⇒「このエロ漫画がすごい!大賞」第1位、ツウが選んだ“脳をくちゅくちゅにされる”話
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稀見理都(以後、稀見):みなさん、今日はお忙しいところありがとうございます。前回の本誌審査員もこの3人でしたね。
アオヤギミホコ(以後、アオヤギ): はい。ちなみに以下のような結果でした。
大賞:『絶頂リフレ』(ぽちたろ、同人)
2位:『ヤらしいカラダのわたしたち』(翁賀馬乃助、ワニマガジン社)
3位:『糸を撚る』(高柳カツヤ、コアマガジン)
新野安(以後、新野):審査員の座組みは違いますが前々回の大賞は『げーみんぐはーれむ』(笹森トモエ、同人)ということで、近年は同人誌が商業誌を越える影響力を持ちつつあり、双方で描く作家も増え、境界が曖昧になっていますね。
アオヤギ:『絶頂リフレ』のように「女性主人公がひたすら快楽に溺れる」作品を支持する男性読者が増え、同じ作者が男性向けフォーマットでも女性向けフォーマットでも描くなど、そのあたりの線引きも曖昧になりつつある印象です。
稀見:今回は3人それぞれが“現時点での推したい作品”を2作品ずつ挙げるということでしたが……まずは先にそれぞれ1作品ずつ紹介しましょうか。