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「オルカン派」 VS「S&P500派」etc.2025年はどっちが稼げるか?新NISA3大論争

まもなく新NISA開始から1年。堅実に資産を増やした人がいる一方で、思ったほどリターンを上げられなかった人も少なくない。なぜ明暗が分かれたのか? プロたちの運用法と’25年の新NISA戦略を大公開!

オルカン派vsS&P500派

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写真はイメージ

オルカンとS&P500のどっちがいいか?はインデックス投資家の間で延々と繰り広げられている論争。’24年のパフォーマンスは人気のeMAXISシリーズのオルカンが約30%で、S&P500は35%のため、決着はついているように感じるが……ファイナンシャルリサーチの深野康彦氏は次のよう話す。 「S&P500は明らかに過熱感があるんです。PERは“天井”とされてきた20倍を超えて22倍台にあり、米金融大手のゴールドマン・サックスは『向こう10年は年率3%の低成長に陥る』と予想するレポートを出しています。過去の◯◯ショックを見ると米国の利下げ局面でだいたい起きているので、’25年以降はそのリスクもある。金融不安が生じたら、S&P500は暴落して、オルカンのパフォーマンスを下回る可能性も十分あるでしょう」 智剣・Oskarグループの大川智宏氏は「過去にオルカンがS&P500を上回ったのは新興国バブルのときだけ」と話すが、S&P500に黄信号が灯りつつあるのは確か。超長期投資ならS&P500でいいかもしれないが、向こう10年はオルカン優勢か。 [稼げない新NISA]総点検

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