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“トランプ旋風で株価爆上げ”は本当か?「落とし穴はいくつもある」とエコノミストが指摘

嵐を呼ぶ男の再来で米国はお祭り騒ぎだ。来る1月20日、トランプ氏の大統領就任式でサプライズが飛び出せば、米国株はさらなる爆上げも期待できる。今が絶好の仕込み時、トランプ相場に乗り遅れるな。

第2次トランプ政権のリスクとは?

[トランプ相場で儲かる]米国株投資相場の好材料が目白押しの第2次トランプ政権だがリスクは存在する。エコノミストの永濱利廣氏が解説する。 「’24年11月26日、トランプ氏が『メキシコとカナダに25%の関税を課す』とSNSに投稿すると、日本では輸出関連株を中心に売りが広がり、日経平均は700円超も下げました。一方、米国ではこれを好感し、NYダウは取引時間中に初めて4万5000ドルを突破しています。これはほんの一例で、トランプ氏は大げさにモノを言う傾向があり、市場も大きく動きやすい」 政治の素人だった第1次政権とは違い、今やトランプ氏は4年間にわたる大統領実務の経験者だ。だが、ここにも落とし穴があるという。