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不妊治療はいつやめるべきか?600万円費やした夫婦が、「養子」を選択した結果

 大病や老化を前に、「高額医療」という選択をする人たちがいる。保険適用外ゆえ名前の通り高額だが、喧伝される効果は魅力的。果たしてその効果はいかほどなのか? 7人の経験者に聞いた。

顕微授精に代理母まで! 底知れぬ妊活沼のリアル

[高額医療]を受けた人のその後

古泉智浩氏

 働き盛りが直面する高額医療といえば、不妊治療だ。  日本産婦人科学会によれば、実に4.4組に1組の夫婦が不妊治療に取り組んでおり、こうした背景から’22年から不妊治療は保険適用となった。  例えば体外受精の場合、これまで70万円ほどかかった負担額は20万円となり、従前と比べると、ハードルは大幅に下がった。  しかし、高額な自由診療は今も健在。不妊治療沼にハマる人は後を絶たない。