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今人気の“緊縛女子会”って?縛られて、「エロではない快感に涙を流す女性も」

 男女の参加者が縛り、縛られることを楽しむ「緊縛会」。しかし、なかには「男子禁制」の会もあり、女性たちの間で人気だという。そこに通う女性たちの本音を探るべく、SPA!記者が潜入した。

縛られて涙を流す女性も…「何もかもどうでもいい」

大人気[緊縛女子会]に潜入!

数本の縄を巧みに操り、筆者を縛り上げていく緊縛師の芙羽氏。ものの10分ほどで逆さ吊りの状態に到達していた

 3月某日。大井町駅から徒歩5分。7.5畳の和室には夕暮れ前のやわらかい光が静かに差し込んでいた。  普通と少し違うのは、赤や黒の数十本の麻縄や、縄をかける用の鉄パイプが立方体状に設置されていること。そして記者は今、鉄パイプにかけられた縄により、宙吊りにされようとしていた――。  ここは、緊縛師・芙羽忍氏が主宰する“女子縄会”。会費は一人3000円で、記者のほか、受け手の参加者が2人と、芙羽氏の弟子の縛り手が1人。すべて女性だ。  記者が縄を受ける番になると、両腕を後ろで組むよう指示され、縄で固定される。ここから、芙羽氏は考える様子など一切見せず、ただ淡々と縄をさばいていく。
大人気[緊縛女子会]に潜入!

初めに上半身と片脚を縄で巻かれる

 最初は記者の上半身と片脚に縄を巻きつけ、そこに別の縄を引っかけ支柱に吊るしていく。その後、支柱と記者を繫いでいた余分な縄が減らされ、気づけば逆さ吊りになっていた。
大人気[緊縛女子会]に潜入!

徐々に横吊りの体勢に

 もはや重心も何もない。腹や脚に力を入れ、安定させようと試みたが、逆さ吊りではまったく力が入らず、ただ揺れ続けるしかない不安感が。表情をつくる余裕はなく、ここに異性がいたらと思うと耐えられない気がした。  だが、縄で吊るされているのに、決して拷問のようなまがまがしさはない。  むしろ、普段はあり得ない上下逆転の体勢で頭に血が集まっているせいか、徐々に頭がぼうっとしだした。「これは取材」という意識も、もう、何もかもどうでもいい――。  逆さ吊りにされると意識が遠のいていく受け手は多いようで、記者の後に縄を受けた女性も同様に、まるでサウナで“ととのっている”ような穏やかな顔になっていた。

男性がいる場では純粋に縄を楽しめない