中年男性ともなれば、子育て負担が減り、ヒマを持て余すようになってくるもの。そんな時間を有効活用しようと副業に勤しむ人も多いが、最大のチャンスは地方にこそあった!?　年収300万円UPも夢じゃない地方副業を大調査。 スローライフが体験できる週末副業の定番である農業。近年、農作物の価格高騰もあり、副業で取り組む人が増えているという。 3年前から兼業農家を営む富田英輔さん（仮名・39歳）。本業の年収は600万円、静岡県のメーカーに勤務している。普段は一人作業だが、野菜の収穫時期だけ妻と子供も動員。将来的に専業農家を目指す。 「農業をやっていた祖父母が20年ほど前に他界してから放置されていた畑を、『家計の足しになれば』と耕し始めたのがきっかけ。耕運機や除草剤の噴霧器など初期費用は15万円程度かかりました」 まったくの素人だったが、1年目から年間10万円程度の黒字になったという。