棚橋弘至社長がニュース番組デビューで実感「コメンテーターって、すごかったんだ」
新日本プロレスの人気プロレスラーにして「100年に一人の逸材」と言わしめ、プロレスラーを引退したばかりの第11代社長(’23年12月就任)棚橋弘至が、日々の激務のなかでひらめいたビジネス哲学を綴っていく。今回は「プロレスラーのセカンドライフ」について。棚橋社長はいったいどんな結論に至ったのか。(以下、棚橋弘至氏の寄稿)
4月からABCテレビのニュース番組『newsおかえり』にレギュラー出演をしています(偶数週の金曜日)。
ポジションは「コメンテーター」です。

生放送中、MCの横山太一アナの進行でコメントを求められたら、すぐに最適な言葉を選んで自分の意見を述べなければなりません。
ええ、そうです。瞬発力が求められますね。
しかし、プロレスのリング上のマイクアピールや、試合後のコメントのように瞬発力一辺倒というわけにはいきません……。
そう、普段から新聞を読んだり、ニュースを観たりして、現在のトレンドや話題になっていること、事件や事故なども含めて、満遍なく情報を集め、知識として持っていなければなりません。
これが、なかなか大変です。【情報を得る→考える→自分の言葉でコメントする】を、一瞬でこなさなければならないのですが、まずこれ自体が難しい。
そして、なんなら、そこに元プロレスラーという経歴や、社長という現在の立ち位置、さらに父親という部分も踏まえてコメントしなければならないわけです。瞬発力はもちろんのこと、これらのことに考えを巡らしてコメントをする……自分がいち視聴者として、情報番組を観ていたときには、見えていなかったニュースや情報番組のコメンテーターさんたちの凄さに、尊敬の念が湧き、震えている次第です。
とてもやりがいのある仕事ですし、もちろん僕は、新日本プロレスにとって大きなチャンスとして捉えています!

その昔、チャンピオンとして「新日本プロレスを盛り上げるためにはどうしたらいいのか?」を毎日、考えていました。そして、導き出した答えが「僕がもっと有名になればいい」ということでした。そうしたら、集客にも繋がり、プロレス人気がもっと盛り上がってくるはずだと。
メディア出演や選手の知名度が増し、飛躍的に集客が伸びたのは、メディア出演が増えた’12年以降となりましたが【知名度≒集客力】という方程式は普遍だと感じることができました。
本来であれば、現役選手がたくさんメディアに出たほうがもちろん良いのですが、こうして、僕にコメンテーターの仕事が来ました。この先、プロレスラーたちが引退した後のキャリアの道を広げるチャンスです。
今、現役選手が目の前のプロレスに集中できるように、先輩として、プロレスラーのセカンドライフの道を切り開いていきます。
そして、引退後もテレビ出演の仕事が多くあることは、とても嬉しいし、プロレスを知っていただくきっかけになれるよう、全力で頑張ります。
こうして、これからも後輩レスラーに、社員の皆さんに、希望を感じてもらえる社長でありたいと思います。
1976年生まれ。新日本プロレスの第11代社長(’23年12月就任)。’26年1月4日を以て現役を引退。キャッチコピーは「100年に一人の逸材」
vol.73 プロレスを盛り上げる【知名度≒集客力】という普遍の方程式

棚橋弘至 ©新日本プロレス

コメンテーター始めました ©新日本プロレス
今週のオレ社訓 ~This Week’s LESSON~
プロレスラーのセカンドライフの道を、先輩として切り開く! <文/棚橋弘至 写真/©新日本プロレス>1976年生まれ。新日本プロレスの第11代社長(’23年12月就任)。’26年1月4日を以て現役を引退。キャッチコピーは「100年に一人の逸材」
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