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「人は裏切るけど、猫は裏切らない」作家・佐藤優が語る猫の魅力

―[猫と暮らす]―
11月28日は「いいにゃ(11・28)」で「猫と人の日」。いかに猫様が僕らを幸せにしてきたかを再認識するための日だ。猫と出会い、人生が一変してしまった人や成功した経営者たちの話から驚異の“猫力”を解き明かす。

猫がそばにいるとホッとする

猫と暮らす

自宅で過ごす作家の佐藤優氏の足元には18歳になるチビの姿が。認知症が進行し始めているのか、突然、大きな声で鳴き始めることもあるようだが、佐藤氏は温かく見守っていた

「作家の仕事は孤独でしょ? 猫がそばにいるとホッとするんです。構想を考えるときには、猫に相談することもある」 こう話すのは作家の佐藤優氏。言論界でも突出した愛猫家として知られる人物だ。これまで自宅に招き入れてきた猫は10匹。現在も3匹のオス猫(いずれも去勢済み)と暮らしている。その“猫歴”は中学生時代にまで遡るという。 「小学生時代から猫が好きで、中学1年生のときにミーコというメス猫を自宅で飼うようになりました。私がモスクワに行ってから亡くなったので、20年弱は生きてくれたかな。日本でまた猫を飼うようになったのは、’02年の鈴木宗男事件に連座して逮捕され、東京拘置所に512日間勾留された後の’05年のこと。 団地の庭で母親が餌付けしていたキジトラと白黒ぶちの猫を僕が引き取ったんです。それ以降、行き場のない子を保護するようなり、徐々に増えていった」

人は裏切るけど、猫は裏切らない