1兆円を動かした元機関投資家が教える、絶対にブレない”最強メンタル”の磨き方「負けて熱くなったらゴミ箱を蹴れ」
新NISAのスタートや日経平均株価が34年ぶりに最高値を更新したこともあり、世間での投資熱がどんどん高まっている。多くの人が「投資でカネを増やせないか?」と熱中している今だからこそ、「いかに“冷静に”相場に向き合うか」というメンタルの重要性が増していると言える。
「投資においては知識と同じくらいメンタルを保つことが重要です。これは株でも為替でもすべてに共通する真理です」
そう話すのは、大手金融機関で「インターバンクトレーダー」として活躍した個人投資家のリウム氏だ。インターバンクトレーダーとは、大手企業や機関投資家といった顧客からの注文を受けカバー取引をする職業のこと。国内では10人前後しかいないとも言われ、いわば投資界のエリート中のエリートだ。
ときには「1兆円を超える取引をしてきた」というリウム氏だが、額が額なだけに尋常ではないプレッシャーに晒されてきたのは言うまでもない。そんな投資の極限を知る男だからこそ、市況を読む力以上に「確固たる安定したメンタルを保つことが重要」だと語気を強める。
では、どんな状況でもブレずに冷静な取引をする“鋼のメンタル”をどうやって維持してきたのか。敏腕投資家のメンタルコントロール・テクニックを聞いてみた。
※リウム氏の前回記事はコチラ「“1兆円を動かした”元機関投資家が教える「FX戦略」。米ドル円は150円台のどこまで動く?」
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