更新日:2024年12月16日 15:30

投資で負ける人の“ダメな情報源”とは?儲かる人の銘柄選びは発想がちがう

新NISAや日経平均の上昇を受けて株式投資を始める人が増加中だ。しかし、そんな“株ビギナー”たちからは早くも「損をした」「やらなきゃよかった」といった声が続出する事態に……。初心者がやりがちな失敗する思考パターンを知り、勝ち組投資家を目指せ!

負け組投資家100人に聞いた銘柄の選び方

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投資をする際にまず考えるのが「何を買うか」だ。投資先を選ぶ判断基準は人それぞれだが、昨今増えているのが「YouTubeやSNS投稿を参考にする」という声。小誌の100人調査で「参考にしている情報源」を聞いた結果でも2位だった(下表)。 負け組投資家100人に聞いた参考にしている情報源は何? 1位 経済ニュースメディア 51人 2位 YouTube動画     36人 3位 経済情報誌や新聞   33人 4位 会社四季報      31人 5位 著名人のSNS投稿   18人 6位 身の周りで得た情報  11人 7位 海外の経済情報番組  8人 8位 会員限定情報     5人 9位 証券会社の営業    4人 ※調査方法/インターネット調査(’24年4月19~24日) ※調査対象/’23年1月以降に株式投資を始めた100人 とはいえ、インフルエンサーの推奨銘柄を猿マネするような投資方法では、いずれ失敗するのは目に見えている。では、勝ち組投資家たちはどのような目線で銘柄を選ぶのか? エコノミストのエミン・ユルマズ氏と、「MBA保有の脳科学者」としても知られる投資家の上岡正明氏に、正しい思考を伝授してもらう。

Q1.著名人がすすめる「話題の銘柄」を買うか?

今はネットで情報発信をする人が多いですが、彼らはあくまでポジショントークなので、内容を鵜呑みにしたらダメ。それは私の言葉でも同じです。では、そんなSNS情報とどう向き合えばいいのかといえば、彼らの「思考」を盗めばいいのです。「推奨銘柄をどのように分析しているのか?」「どんな数字を根拠にしているのか?」と、彼らの目線や思考を盗んでください。すると、あなた自身の銘柄選びの目が養われていきます(エミン氏) 勝:銘柄を選ぶ「思考」を盗む 負:鵜呑みにしてそのまま買う

Q2.投資先を探すときにどんなリサーチをする?