恋愛・結婚

【後編】どこにでもいる普通の50代おじさんが「Xの裏垢」を駆使して、月に8人の女性と交際した方法

イケメンでも金持ちでもない普通の50代おっさんがどのようにして、裏垢を通じて女性たちを夢中にさせたのか。そのテクニックを当事者が語る

 裏垢=匿名アカウントを駆使し、月に8人もの女性とのセックスライフを謳歌している山本義則さん(仮名・53歳)。SNSはXに絞り、マーケティング的思考を駆使した結果、「外見はどこにでもいる、普通のおじさん」が爆モテしている。  山本さんの強みは、ワードセンスや前述したマーケ思考だ。「どの属性を狙うべきか」「どんなフレーズを使えば刺さるか」については前回の記事でも取り上げたが、本稿ではまず、アポ率を上げるために加えたひと工夫について触れたい。 「フォロワーとアポしてSEXしてきた旨を投稿した後、『他の30代女性からもアプローチが来ました』と追っかけ投稿ををすると、『私も、私も』と群がる感じでDMが来るようになります。これは、潜在的に『他の女性もDMしてるなら、私もしてもいいんだ』と背中を押す効果や、『人気がある人なんだ』と思い込ませる効果があります。やるのとやらないのでは大違いです。とはいえ、裏垢を始めても最初の頃は何も反応を得られないし、フォロワーも少ない。その状態でめげずに継続したことが一番の秘訣かもしれませんね」  彼の戦略は効果を発揮し、「言葉づかいが素敵です」「いつかお会いしたいです」というDMが殺到。フォロワーが勢いよく増えるとともに、女性からのDMも比例して増加した。初期の頃は200人のフォロワーの中から1人程度だったが、フォロワー増加とともに指数関数的に増え、1500人を超えた時点で月に8人ベースを維持するようになった。