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「8月20日富士山噴火説」に備える人々。独自の対策マニュアル作成も家族の反応は

巷でまことしやかに囁かれる「8月20日富士山大噴火」までわずか。7月、週刊SPA!はそれに伴う首都圏の壊滅的被害のシナリオをシミュレーションしたが、そのとき人々はどのような行動をとるのか? 8月20日に向け準備をしているという男性に話を聞いた。

真っ先に客先に駆けつけるのが任務

富士山大噴火

写真はイメージです

 警察や消防、自衛官ならともかく、我が身の安全だけを考えれば、富士山噴火の兆候が発表された時点で首都圏から避難するのがベスト。だが、民間においても職業柄逃げるわけにはいかない人々もいる。  工場やオフィス、学校などの大規模な空調設備をメンテナンスする会社に勤める金子良太氏(仮名・55歳)は、火山灰が降り始めたら、真っ先に客先に駆けつけるのが任務だとか。 「空調機器は、火山灰を吸った状態で運転すれば壊れてしまう。だから噴火の際には、一刻も早く現地に着いてスイッチを手動で切る必要がある。関連機器の目視点検も必要ですから、この作業が、一件あたり数時間かかるんです」

「部下にどう指示すべきか……」

富士山噴火

噴火時は取引先のケアが第一で、家庭は二の次だと話す金子さん(仮名)。水や食料、火山灰対策グッズは大量に買い込んだが、肝心の妻の心は備え不足の模様

 しかも作業は、このスイッチオフだけにとどまらない。 「当社は『災害時に10日程度で設備を復旧させる』と謳って保守契約を取っています。空調を動かすには、空調機器回りの“灰かき”が不可欠です。誰かがやらねばならない仕事とはいえ、部下たちの命や健康もないがしろにはできませんし、いざというとき、彼らにどう指示すべきか悩んでいます」
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一方家族の反応は?
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