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習近平政権下で中国が愛国教育を強化。反日暴動、日本製品排斥の可能性も

近年、一段と独裁強化が進む中国。今秋から相次いで当局の新たな規制や締め付け強化が発表され、ますますヤバい国になりつつある。果たして日本への影響はあるのか!?

愛国教育の強化により日本製品排斥の可能性も!?

習近平

中国の小学校低学年用の新しい教科書(右)。トップページに毛沢東とそっくりの姿の習近平が!

 中国の小学1年生向けの教科書に描かれた、スカーフを巻いた少年少女が談笑する挿絵。そこに添えられた吹き出しにあるのは、6歳児にはそぐわない赤い言葉だ。 ≪習近平じいじは、たくさんの志を持つことの大切さを教えてくれたね。人生で最も大切な志は祖国や人民に寄り添うことなんだね≫  この教科書は、秋の新学期から必須となった「習近平の思想」なる科目で使用されるもの。教育現場での露骨な個人崇拝の押しつけは、行きすぎた毛沢東崇拝が蔓延した文化大革命を彷彿とさせる。  時を同じくして、中国では今、オンラインゲームをはじめとする娯楽産業や、教育産業への強権的な政治介入が相次いでいる。『習近平「文革2.0」の恐怖支配が始まった』を上梓したジャーナリストの福島香織氏は言う。 「習近平は政権発足後、最初の5年間で政治の世界での対抗勢力を抹殺していきました。昨今の大企業叩きや芸能人摘発、ゲーム規制や教育改革なども、抹殺する対象を政治以外の世界に広げただけ。習近平の影響力に匹敵する存在をすべて消し去り、独裁を強めようという動機は共通している。今の中国は、毛沢東の個人崇拝を推進しながら知識人や権力者を次々と潰した文革期と酷似しています」

「入学早々、愛国動画の視聴が宿題に」

 上海在住で、小学生の子を持つ中国人男性は戸惑いを隠せない。 「入学早々、愛国動画の視聴が宿題に。しかも子供が動画を見ている様子を撮影し、アプリにアップしなければならないので、スルーは許されません。上の学年になると感想文も書かされるそうです。ウチはまだ1年生なので、愛国について意味がわかってませんが、中国がすごい国だという認識は持ったようです。国を誇りに思うことは悪くありませんが、外国についてもバランスよく教えなければ、将来、国際社会で生きていけないのではと心配ですよ」  ただ、政府の介入を歓迎する向きもあるようだ。広州市在住の20代の中国人女性が話す。 「政府の芸能人叩きについては、胸のすく思いの庶民も多く、ネット上では政府を称賛するようなコメントも散見されます。一部のトップスターに巨万の富が集中する状況は、中国の格差社会の縮図でしたし、巨額脱税事件や性暴行事件など、人気とカネを盾になりふり構わない芸能人も多かった」
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格差社会に不満を抱く庶民へのメッセージ?
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