中国共産党100周年習近平演説を読み解く/小笠原理恵「自衛隊の“敵”」
―[自衛隊の“敵”]―
習近平国家主席が宣言した軍拡
「歴史を鑑に未来を切り開くとき、必ず国防と軍隊の近代化を急がなければならない。強い国には強い軍がなければならず、軍強くして初めて国家は安泰となる。党が銃を指揮することを堅持し、自らの人民の軍隊を建設することは党が血と火の闘争のなかで見出した揺るぎない真理である」
7月1日に行われた中国共産党100周年の記念式典で、習近平国家主席はこう演説しています。真正面から軍拡と近代化を推し進めるという強い宣言でした。
当コラムは「自衛隊の”敵”」という名の連載です。そう考えると、この中国共産党100周年記念行事に触れないわけにはいかないでしょう。やはり、周辺諸国のなかで日本の領土領海を一方的に「核心的利益」と呼んでいる中国共産党の動向は無視できません。
「強い国には強い軍がなければならない。強い軍があれば国家安泰だ」という内容は、とても日本では言えない「正論」です。心の奥底で日本人は「国防を強化できたら、周辺諸国からの軍事侵攻があっても安泰なのだけどなー」と考えていても、常に口に出せない空気が漂っています。この原因はおそらく「自虐史観」に起因するのでしょう。
安直な「軍靴の音がする」(軍国主義化する)という批判
おがさわら・りえ◎国防ジャーナリスト、自衛官守る会代表。著書に『自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う』(扶桑社新書)。『月刊Hanada』『正論』『WiLL』『夕刊フジ』等にも寄稿する。雅号・静苑。@riekabot
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