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共働きの場合、お小遣いを家計に含めるべき? 夫婦ゲンカにならないためのマネー管理

―[家計の新常識]―

夫婦に眠る「ポテンシャル」を探せ!

「これからの時代、男性だけが家計を支えるのは難しく、合理的ではない。共働きが主流になった今、家計への考え方も新しくする必要があります」  そう話すのは、マネーコンサルタントの頼藤太希氏だ。実は頼藤氏の奥様の高山一恵氏もFPとして活躍中。
高山一恵氏と頼藤太希氏

高山一恵氏と頼藤太希氏

 そんな“お金のプロ”同士の夫婦に、これからの共働き夫婦の戦略について話を聞いた。 「家計改善をするには、支出制限は誰でもすぐ始められるので、まずはそこから。ただ、支出制限には限界があるので、やはり収入という“水の流れ”を増やすしかありません。そのときに会社員の主な収入源は、給料・副業・投資の3つです。ただ、これからの時代は大幅な昇給は見込みにくい。だから副業で稼いだ分を投資で運用して増やしていくなど、いかに3つをうまく組み合わせられるかを考えたほうがいい」(高山氏)

“折れない家計”をつくる

 まさに毛利元就の「三矢の教え」のごとく、3本あれば“折れない家計”がつくれるのだ。さらに、「夫の本業/副業/投資」、「妻の本業/副業/投資」と、夫婦がそれぞれのマネーサイクルを築ければ、強固な“水の流れ”を実現できる。 「ただ、無理な副業で時間に追われていると夫婦げんかの火種になりかねません。副業にしろ、投資にしろ、『パートナーとビジョンを共有して進めていく』という意識が大切です。協力を得られれば、お互いの本業の知識を生かした副業ができるなど、むしろメリットが大きくなります」(頼藤氏)
家計の新常識

頼藤氏・高山氏の共著『はじめてのお金の基本』(成美堂出版)より抜粋・編集部作成

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夫婦でお金をどう分担する?
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