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小林麻耶「麻央は標準治療を受けたがっていた」で物議…高額がん治療の詐欺的実態

書店には「抗がん剤は効かない」という内容の本が多く並び、高額な免疫療法を勧めるサイトも無数にある。そんななか、専門医たちが声を上げた。がん治療の現場で何が起きているのか。

医学的根拠がまったくない免疫療法が蔓延するワケ

高額がん治療の詐欺的実態

写真はイメージです

2月に歌手の西郷輝彦さんが前立腺がんで亡くなったことは記憶に新しい。さらにその直後、東京五輪バレーボール日本代表の藤井直伸さんが胃がんのステージ4であることを公表。クラウドファンディングで治療費を募ったことで注目を浴びた。 寄付を呼びかけるメッセージには、「我々の想像を遥かに超えるような金額」である保険適用外の治療を受ける可能性が記されており、がん治療にかかる費用の大きさに驚いた方もいるのではないだろうか。 日本では毎年、100万人以上が新たにがんに罹患し、約38万人が命を落としている。高齢化に伴い罹患者数は増えているものの、医療の進歩で死亡率は低下している。こうしたなか、有志の医師が1月に立ち上げたプロジェクトが話題を呼んでいる。その名も「詐欺医療から人々を守るプロジェクト(サギプロ)」だ。代表の放射線科専門医・上松正和氏は言う。 「医学的な根拠を持たない治療法を提供しているクリニックや病院は以前からありました。ただ、主に末期がんの方を対象としているという認識でした。もちろん、それも患者さんの人生を毀損するものですが、私が自ら潜入調査した結果、治療すれば治る段階でも行われていました。そうし医療は看過できないと、正しい情報を提供する目的で立ち上げ、現在、約30人のメンバーが集まっています」

小林麻耶の発言で物議

高額がん治療の詐欺的実態

潜入調査する上松氏。先方の医師からは「断食するとがんが石灰化して口から出る」とトンデモ発言があった

サギプロを立ち上げるきっかけとなった患者は、食事とサプリメントで治療するクリニックにかかっていた。そのため、悪化した状態で上松氏の元を訪れたという。もし、初期段階で標準治療を受けていれば、悪化を免れた可能性は大きい。 なお、こうした詐欺的な医療を行う場所は現在、300以上あるともいわれている。また、つい先日、乳がんで’17年に亡くなった小林麻央さんの実姉であるフリーアナウンサーの小林麻耶は、夫の國光氏のYouTubeチャンネルに出演し「麻央は標準治療を受けたがっていたが、海老蔵が信じていた詐欺医療の気功師のせいで、標準治療を受けられなかった」という主旨の発言をして物議を醸した。
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「副作用がない」「どんながんにも効果がある」
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