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二度と食べられなくなる寿司ネタも?食卓から魚が消える日

円安や原油高による物価上昇が毎日のようにニュースになるなか、私たちの食生活に欠かせない海産物の値上げは特に見過ごせない。なかには二度と食べられなくなる可能性のある寿司ネタもあった!

寿司ネタは危機的状況!日本の食文化はどうなる

食卓から魚が消える日泥沼化の様相を呈し始めたロシアによるウクライナ侵攻だが、その影響は確実に世界各地の人々の生活にも波及している。 侵攻が開始されて以降、原油や小麦をはじめとする、両国と関わりの深いコモデティの価格が上昇。日本国内でも食品や工業製品の値上げを引き起こすこととなった。そして日本人にとって特に切実なのが水産物の品薄・高騰だ。 水産アナリストで貿易会社「タンゴネロ」代表の小平桃郎氏が現状をこう明かす。 「ウクライナ戦争で最も早く影響を受けたのがウニ。’21年の貿易統計によると、輸入量全体の約8割にあたる8924t(殻付き)がロシア産で、しかも多くが活ウニなので余剰在庫がない。通常、キロ当たり2万~3万円ですが、倍以上に値上げした卸売業者もいたようです。 中国で新型コロナへの警戒態勢が強められたことで需要が減るという観測のもと、一時的に価格が下がった局面もありましたが、1週間でキロ当たり1万8000~5万円の値幅で乱高下し、不安定な相場が続いています」

サケやカニにも影響大

水産業界紙『みなと新聞』の杉田和也氏記者も言う。 「ベニサケやマダラ、明太子の原料となるスケソウダラの卵もロシア産が一定のシェアを担っており、今後の供給が心配されます。ロシア産以外でも、ノルウェー産サーモンは、ロシア領空を貨物機が通過できなくなった影響で、小売りや外食で在庫切れが起き、一部の大手スーパーなどでは代用品としてチリ産銀鮭の刺身で対応していました。現在は迂回して空輸されていますが、輸送コストが上昇したことで小売価格にも影響が出ています。 価格が乱高下しているロシア産のカニですが、そろそろ値決めの時期に入る量販業界では、悩ましい声も聞こえてきます」 また、例年では北海道沖のサケ・マス漁は4月10日から解禁となるが、今年は漁獲量を取り決める「日ロさけ・ます漁業交渉」が遅滞していることから、22日現在も、出漁が保留されている状況だ。
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日本の水産業が抱える構造的な弱点
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