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15kgやせた医師の失敗。糖質の代わりに脂質を過剰摂取で体がSOS

 巷に流布される「体にいいこと」を試してみたけれど、たまった疲れはまったく取れない。正しいと信じていた習慣が、実は効果ゼロなんてことも……。今、間違いだらけの習慣を総点検し、疲れない体になろう!

糖質制限はほどほどに。我慢の末に効果が出ても、肌や脳にダメージも

さらば![疲れるカラダ] 短期で体重が落とせるダイエット法として注目される糖質制限だが、自身もトライした経験のある日比野佐和子医師は、こう警鐘を鳴らす。 「健康的な糖質制限は、3食のうち夕食だけ炭水化物を抜くか、朝と夜だけ抜くというやり方が推奨されています。しかし私は30代の頃、ダイエットを焦るあまり3食すべての炭水化物を抜き、代わりに脂質とタンパク質を好きなだけ食べるアトキンスダイエットをしたことがあります」
日比野佐和子医師

日比野佐和子医師

 効果はてきめん。1年足らずで15㎏減に成功したが、シワやほうれい線が目立つようになり、肌のキメも粗くなってしまったという。

体がついにSOS

 そしてある日の朝、体がついにSOSを発する。右手と右足が痺れ、力が入らなくなってしまったのだ。 「検査をすると、糖質の代わりに脂質を過剰に取っていたせいで脂質異常の状態になっていました。診断結果は『一過性脳虚血発作』で、放っておけば、いずれ重い脳梗塞を起こしていた可能性もありました」  脂質異常が動脈硬化を引き起こすのは、もはや定説。糖質を断てば、確かにみるみる体重は減るかもしれないが、安易な減量は、疲れのもとでもあるのだ。 さらば![疲れるカラダ]★GOOD……3食のうち、夕食のみor朝夕だけ炭水化物を抜く ★BAD……3食すべての炭水化物を抜き脂質を過剰に取る 【医師・医学博士 日比野佐和子氏】 プラセンタ療法を含む再生医療のパイオニア。現在はアンチエイジング医療の第一人者として、国内外で幅広く活躍している <取材・文/鶉野珠子(清談社)>
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