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「ウソの正義よりも真実の悪」ガーシー当選なら国会で岸田政権幹部と芸能界の癒着を追及へ

 6月22日に公示日を前に参院選に向けた闘いが本格化している。細田博之衆院議長のセクハラ疑惑に、岸田派ホープのパパ活疑惑も飛び出したが、高支持率の政権に支えられて前哨戦は与党優勢。6月14日発売(SPA!6/21・28合併号)では、そんな選挙を大いに盛り上げるであろう“クセ強”候補者たちを直撃取材。松井一郎・維新代表と係争中のれいわの水道橋博士氏や、自身のスキャンダルを受けて’16年参院選を出馬辞退した乙武洋匡氏、’19年衆院選でまさかの敗北を喫した辻元清美氏など計7人が登場するが、今回はそのなかでも最凶の刺客、ガーシーことNHK党の東谷義和氏のマニフェストと選挙に向けた思いを拡大版で公開。
伊達メガネとワイシャツ&ネクタイ姿で出馬会見に望んだガーシー

「東谷義和のガーシーch【芸能界の裏側】」より

公約は「日本の芸能界の浄化」エンタメを新たな輸出産業に

 今回の参院選候補者のなかで、最も“クセ強”なのはこの男に違いない……。さまざまな芸能人に異性を“アテンド”してきた「ガーシー」こと東谷義和氏だ。  数か月前まで世間的な知名度はないに等しかったが、「BTSに会わせると詐欺行為を働いた、異様に芸能界で顔の広い男」として3月に大炎上。ところが、この騒動をきっかけに手のひらを返して離れていったタレントたちの闇を暴露し始めると、たちまちチャンネル登録者100万人超えの大人気ユーチューバーに。ついには日本の芸能界の浄化を掲げて、参院選に殴り込みをかけたのだ。  一体、暴露系ユーチューバーは国会で何をしたいのか……? 小誌記者に対して東谷氏は電話口で堰を切ったように話し始めた。 「僕は世界に進出している芸能人たちと仲良くしてきましたが、なかでも山田孝之は世界的に有名になりました。海外に行っても『Oh! NAKED DIRECTOR(全裸監督)!』と気づかれる。そういうのを間近で見たときに思いました。韓国に負けず劣らず、日本の芸能界にも世界で通用するものはまだたくさんあるぞと。  でも、世界に挑戦することって、一個人や一事務所の力では難しいことなんですよ。だから、韓国のように国を挙げて支援するようなかたちにして、日本のエンターテインメントを新たな輸出産業に育てたい。それが成長産業になれば、ブラックと言われる芸能界の労働問題も解決していくと思っています」  日本のみならず海外の芸能人とも親交を温めてきた東谷氏は、日本の芸能界の問題点を次のように指摘する。 「BTSをはじめ世界のトップスターを生み出してきた韓国は、自国のマーケットが小さいこともあって外に売り込んでいくことに貪欲です。韓国内で大きなライブができるところって、ソウルくらいしかないんですから。だから中国に出ていくのも早いし、アメリカのエンタメもどこよりも早く取り入れようとする。  一方で、日本は国がもともと豊かだってこともあるんでしょうけど、国内だけで満足しちゃっていることが多い。それだけでもかなりのお金が稼げてしまうんで。海外に出てチャレンジするという精神を失っているんじゃないかなと思うんです」

BTS詐欺被害者とは示談成立でもガーシーが帰国を避ける理由

 そんな熱いエンタメ産業愛を吐露する東谷氏に対しては、逆風も吹いている。「詐欺をはたらこうとした人間が選挙に出るのか」「他にも踏み倒した借金があるだろう」「日本に戻れば逮捕されるのでは」といった批判に晒されているのだ。 「BTS(に会わせると謳ってお金を取った)被害者への約4000万円の弁済はすでに終わり、示談も成立しました。3億円ほどあった借金も、YouTubeなどの収入で早ければ夏までに完済できる見込みです。参院選で当選すればNHK党が一時的に借金を肩代わりしてくれるとのことなので、もっと早く完済できるでしょう。  だから『もう詐欺罪で逮捕・起訴されることはない』ということは、顧問弁護士にも確認しています。僕は賭け麻雀をやっていたことを公言しているので、賭博罪での逮捕はあるかもしれませんが、そうなったら僕に賭け麻雀を暴露されたヤツらも一緒に逮捕されないと辻褄が合いません。賭博の証拠もあるんですから。  ただ、僕の口を封じようと圧力をかけて警察を動かそうとするヤツらはいっぱいいます。実際に、今回の警察の捜査には恣意的なものがありました。BTS被害者の方が『ガーシーを逮捕したい、YouTubeをバンさせたいから、示談に応じないでほしい』と警察から連絡があったことをチクってきてくれたんです。そして示談が成立すると、今度は警視庁が示談書を受け取ってくれず、捜査担当者の名前も教えないという。  これはあまりにも不自然で、政治家や彼らと癒着する人間の介入があったのだと思われます。そうした問題がクリアになって、安全に生活できる状況になれば日本に帰りたい。BTSの被害者の方々に直接謝りたいし、オフ会を開催して、支えてくれたフォロワーの方々にもお礼を言いたい。そして、たくさん迷惑をかけたオカンにも謝りたい」  5月30日にドバイ(アラブ首長国連邦)からリモートで行われた出馬会見でも明かしたように、東谷氏には帰国して選挙活動を行う予定はない。海外からYouTubeでの情報発信を続けながら、他のNHK党候補者の街頭演説時にリモートで参加したり、全国に流れる政見放送で動画を流して票の掘り起こしを行ったりするという。  仮に当選しても、国会に出席しない可能性もある。3月に公開した動画で言及していたように、「3億円の懸賞金」がかけられ、「拉致監禁」されるリスクがあるためだという。海外から日本の選挙活動を行い、国会にも出席しない議員が誕生すれば前代未聞のことだが、それでも芸能界の闇に関する暴露は続けるとか。
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ウソの正義よりも真実の悪
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週刊SPA!6/21・28合併号(6/14発売)

表紙の人/ 大原優乃

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