ライフ

うつ病でも働くのを辞められない人々の事情「出口のない迷路に迷い込んだ気分」

うつ状態なのに体が勝手に動いて働けてしまう。だからこそ、苦しいー心と体が限界を突破しているのに動いてしまうその状態はゾンビにも喩えることができる。そんな人々が増えているという。その実態を追った。

特例子会社に転職希望するも上手くいかず

うつ病

写真はイメージです(以下同)

ITエンジニアの高橋充さん(仮名・50歳)は3年前から手の痺れ、気分の落ち込みが定期的に表れていたが「疲労のせい」と思っていた。しかし妻の勧めで精神科を受診するとうつ病と診断された。 「まさか自分がうつ病だなんて……ショックでしたね」 現在、処方されている薬は5種類。今の会社には勤続15年だが、「精神障害者手帳を得たので、2年前から特例子会社(障害者雇用を促進している大企業の子会社)への転職活動をしています。でも、競争率が高くて全然ダメ。共働きですが、老後の資金を貯めるために今、仕事を失うわけにはいかない」と言う。

「出口のない迷路に迷い込んだ気分」

業務中、手の痙攣が5分以上続くことがあるが「治まるまで耐えるしかない」という。 主治医からは「適度に手を抜いて頑張りなさい」とだけアドバイスされているが「矛盾しているので全く理解できない」と不満を漏らす。 「薬も効かないし、休むこともできない。出口のない迷路に迷い込んだ気分です」
次のページ
「負けたくない」一心で不調を抱えながら働く38歳
1
2
テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート
ハッシュタグ