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円安で爆買い中国人復活の背景…物件を見ずにオンラインで高級マンション購入も

 コロナ禍以前、中国人観光客の爆買いが世間を大いに賑わせていた。だが、パンデミックで訪日できないにもかかわらず、今、水面下で再び爆買いが起きていた。いったい、どういうことなのか!?

個人投資家にファンドも。中華系の不動産取得が急増

爆買い中国人

※写真はイメージです(以下同)

 2年半以上のパンデミックで日本経済が疲弊するなか、関連業界が首を長くして待っているのが爆買い中国人の再来だ。だが、日本の入国制限に加え、中国が世界で最も厳格なコロナ対策を取り続けていることもあり、中国人の訪日がかつての規模に戻るのは、まだまだ先になりそうだ。  しかし今、インバウンド以外のジャンルで、チャイナマネーによる爆買いが再燃しているという。 「弊社のサイトへのアクセス数は、前年比で3割ほど増えています。実際に契約に至る方も増えている印象です。さらに、購入予算も上がってきている。1年前には1500万円前後の物件が売れ行きの中心でしたが、最近は億単位の物件を購入される方も珍しくありません」  そう話すのは中華圏最大級の日本不動産プラットフォームを展開する、神居秒算の代表・趙潔氏だ。

円安で日本の不動産は”バーゲンセール”に

爆買い中国人

「神居秒算」に並ぶ物件。数億円規模のビルなども多数販売されている

「中華圏からの日本の不動産への関心は、数年前からすでに高まっていました。ただ、このところの急激な円安により、様子見を続けていた人たちが、背中を押されるように購入に踏み切るというパターンが多い。  人民元を元手に日本の物件を買う場合、為替差益によって、1年前に比べて2割以上もお得に買えますから。今は外国人にとって、日本の不動産はバーゲンセールという状況です」
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「現地には行かずに購入を決めました」
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