そのカード決済が危ない!改造端末でクレカ情報を盗む、驚きの手口
明細には身に覚えのない請求費目。家で眠っていたカードにもかかわらず不正利用された——小誌ライターも被害に遭った、クレカ不正利用。なぜ今、急に増えたのか。被害の実態や手口、犯人像に迫った!
カード情報の不正入手方法で最近、お隣・中国で大流行しているのが、マルチ決済端末を使った方法だ。日本でもキャッシュレス決済の普及で、ワイヤレスや多機能な決済端末を使う飲食店や商店が増えており、他人事ではない。
「店側が端末に細工しているケースは、従来のスキミングと似ているので目新しさはないのですが、最近中国で蔓延しているのは、銀行やカード会社を装った犯人が細工した端末を店に置いたり、店に忍び込んで正規端末と入れ替えたりするもの。
細工された端末にはカード情報や暗証番号がバッチリ記録されており、犯罪グループに筒抜けというわけです」(前出・広瀬氏)
クレカやデビットカード、タッチ決済やQRコードなど多様な決済に対応する端末は今、世界中で普及が進んでいる。そこに目をつけたというわけだ。
小誌はフェイスブックやWeChat上で在日中国人向けに「改造端末」を販売する業者をいくつか見つけた。