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上野のゲイタウンで“はっちゃける”中国人も。リッチになった爆買い中国人の新たなニーズとは

 今年8月に解禁された中国から日本への団体旅行。処理水問題などによる日中関係の冷え込みが続くも、多くの観光客が日本を訪れている。そんな彼らが今“爆買い”する商品とは?「何でも買う」はもうしない、中国人の新たなニーズをリポート!

<不動産>投資目的の購入は減少?富裕層の意外なニーズ

爆買い中国人

古いテナントの一室を日本人名義で借りて中華系バーを展開する中国人も

 都心のタワーマンションから有名観光地まで、中国人富裕層による日本の不動産の爆買いが報じられて久しいが、ジャーナリストの周来友氏によると、「最近は純粋な投資目的での購入は減っている」という。 「日本の不動産の場合、利回りはよくて6%程度。ここ数年、北京や上海のマンション価格は1年で倍になることも珍しくなく、それに比べると日本の物件はあまり儲けにならないようです。  中国人富裕層が不動産を購入するとしたら、来日したときのためのセカンドハウス用か節税目的がメイン。立地のいい場所なら、民泊を始めるパターンもあります。SNSに載せるネタのために、ニセコの土地を購入した知り合いもいましたね」  だが、ここ数年は外国人による土地の爆買いに警戒心を覚える日本人も多いため、中国の富裕層も購入に慎重になっているという。 「現地の日本人からの評判を気にかけ、最近は目立たないように日本人の名義で土地を購入する中国人も増えてきました」  もちろん、名義貸しは本人の許可をもらった上で行われているが、中には闇バイトを利用して日本人の名義を買う中国人もいる。  都内に暮らすある日本人男性(38歳)は、闇バイトでボッタクリバーの名義人となっていると話す。 「ここ数年のガチ中華ブームに乗じて、上野や池袋、高田馬場に中華系のバーが増えています。コロナで軒並み日本人経営のバーや飲食店が潰れたので、中華系の半グレも居抜きで続々と入居、店をオープンさせているのです。私は中華系ボッタクリバーに名義を貸す代わりに、売り上げの5%をいただいています」  中国人による不動産のニーズも細分化しているようだ。

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