エンタメ

アニメ&ゲームのちょいエロ戦略。規制を逆手に取ってエロさ百万倍!

ネットにアクセスすれば無修正のエロを見ることができる現代に、控えめな性表現の「ちょいエロ」がコンテンツビジネスの戦略として機能している。電子コミック、アニメ、ゲーム、ドラマの制作現場で何が起きているのか? 最前線に迫る! 今回はアニメとゲームのちょいエロ戦略に迫っていく。規制を逆手に取った結果、エロが進化してく。

地上波OAは“撒き餌”?DVDでは無修正版も!?

脱R-18指定[ちょいエロ商売]の意外な戦略昨年、約2兆7400億円と過去最高額に達した日本のアニメ関連市場。年間300本ほど制作されている地上波アニメでは、驚くことに「ちょいエロ」がビジネスの成否のカギを握っているという。アニメプロデューサーの田中圭氏(仮名)は、その黎明期をこう振り返った。 「ちょいエロアニメは1970年代からあったが、1980年代にビデオデッキが普及するとビジネスに結びつく。セックスシーンまで登場するロボットアニメ『メガゾーン23』、少女が異世界で闘う『幻夢戦記レダ』(ともに1985年)が、OVA(オリジナルビデオアニメ)として制作され大ヒットしました」
脱R-18指定[ちょいエロ商売]の意外な戦略

田中 圭氏(仮名)

後に続けと、アニメ制作会社はビデオに参入し、戦略的にちょいエロ表現を採り入れていった。この流れが地上波アニメに到達するのは1996年のことだ。