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衝撃の事実「社長が高齢なほど、増収企業が少ない」。日本の社長の平均年齢は……

超高齢社会において深刻化しているのが、老害の存在だ。今やあらゆる場所に生息。組織を蝕み、現役世代の成長を妨害している。そんなシルバーモンスターと対峙するにはどうすべきか。加速する超老害社会の真実を明らかにする!

日本経済の停滞は老害のせいだった!?

進む[超老害社会]

写真はイメージです(以下同じ)

老害社会が加速するとどうなるか? 東京商工リサーチの友田信男情報本部長は「経済の停滞に繫がる」と話す。 「経営者の年齢が上がるほど増収企業の割合は減るもの。60代が経営する企業のうち増収を達成しているのは約48%で、70代だと43%。つまり、経営者が60代以上だと減収企業のほうが多くなる。 これは、設備投資や事業再構築の意欲が衰える人が増えるからと考えられます。そうした高齢経営者と老害はイコールではありませんが、業績を落ち込ませ、日本経済に“害”をなす可能性はある」
進む[超老害社会]

東京商工リサーチ「全国社長の年齢調査」(’19年12月時点)のデータをもとに本誌が作成

経営者の高齢化が止まらないのが問題に

問題は、経営者の高齢化が止まらない点にある。