更新日:2024年04月24日 19:34
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「10倍を狙える」コインをネット注目の仮想通貨アナリストが教える。増える「詐欺コイン」に騙されない方法も伝授

上昇する仮想通貨相場と呼応するかのように、今SNSで注目度を高めている仮想通貨情報の発信者がいる。それが、個人投資家/アナリストとして情報を発信するMr.₿itcoin氏だ。 仮想通貨の最新ニュースやトレンド、テクニカル分析に関する“勝つための情報”を日夜発信。ニュースサイト「コインテレグラフ」に寄稿するなど、活動の幅を広げている。 仮想通貨投資歴こそ4年だが、情報の早さや正確性、カバー範囲の広さ、取捨選択の巧みさに定評があり、発信を待ち望みにしているファンも多い。そんな注目の仮想通貨インフォーマーに、最新の仮想通貨トレンドや「10倍」を狙える銘柄について聞いた。(連続インタビュー2回目) 【全3回の記事一覧を見る】⇒仮想通貨アナリスト Mr.Bitcoin氏の資産[10倍]にする投資術 ※有料会員の方は目次をクリックすると、該当の箇所にジャンプできます。

短期で10倍を狙うなら「話題性」を重視せよ

半減期後にビットコインやイーサリアムが本格的に上がってくれば、その次には時価総額の高い銘柄から資金が流れ込んでいくように、様々なアルトコインが上がっていくはずです。 では、2024年に10倍を目指せるアルトコインを選ぶにはどのような目線を持つべきか。それは、「話題性があり、強固なコミュニティを持つかどうか?」です。 仮想通貨は、良くも悪くもまだまだ黎明期です。そのため、プロジェクトの良し悪しに関わらず、時に「話題性」だけで高騰してしまう場合があります。例えば、オープンAIのCEO・サム=アルトマン氏が手掛けるプロジェクトのWorldcoin(WLD)がいい例です。 「虹彩をスキャンして人間であることを証明する」という、近未来的なプロジェクトを打ち出し、サム氏の知名度もあって一時は価格が5倍超に急騰しました。プライバシーやセキュリティに関する懸念が問題視されて現在は多少価格が落ちていますが、話題性が先行してこのような急騰が起こる銘柄は他にも出てくるはず。長期的に上がり続けるかは不明ですが、2024年だけでみるなら、このような銘柄を短期で狙うのもひとつの手でしょう。

「マーケティング資金が集中する銘柄」を探せ

銘柄選定のコツは、トレンドを掴むことです。見るべきは、どのカテゴリー・ジャンルが盛り上がっているのか。これは言い換えれば、「どのジャンル・カテゴリーにマーケティングの資金が集中してるのか」ということになります。 私は“X廃人”なので、SNSを見ているだけで温度感が肌感覚でつかめます(笑)。しかし、仮想通貨のジャンル・カテゴリーは無限にあるので、誰でもできるやり方をひとつ示します。それが、仮想通貨情報サイト「コインゲッコー」を活用する方法です。 コインゲッコーでは、仮想通貨のカテゴリーがー覧でまとめられており、なおかつ各カテゴリーの時価総額が確認できます。基本的には、時価総額の高いカテゴリーのリーダー銘柄を抑えることが重要です。 このなかから銘柄をピックアップし、SNSを追いましょう。政治家やアナリスト、海外のインフルエンサーなどが積極的に絡んでいる銘柄は話題性があり、価格も上昇しやすくなります。 また、同時に「強固なコミュニティ」があるかどうかも必ず確認してください。なぜなら、過去に上昇した銘柄のほとんどは、多くのファンを抱えていたからです。XやDiscord、レディット、テレグラムなどのフォロワー数やメンバー数をチエックしてください。数が多ければ多いほど、その銘柄は有望です。 最後に補足として、世の中の人がどれだけ興味を持っているかを知るためにGoogleトレンドで検索ボリュームを見たり、コインテレグラフなどのニュースサイトを見てジャンルとして取り上げられているかなどを確認すると、より精度が高くなっていきます。

今の仮想通貨界を牽引する「3大ジャンル」

そのうえで私が今注目しているのは、「AI」「DePIN」「ミーム」という3ジャンルです。この中から、私が注目している銘柄を5つピックアップします。 ひとつ目は、AI銘柄のビットテンソル (TAO)です。ビットテンソルは時価総額41億ドルを誇る最大のAI銘柄で、AI学習を支援するためのブロックチェーンプロトコルです。
2020年から仮想通貨投資をはじめ、翌年からSNSで精力的に情報を発信。アナリストとしての一面も持ち、コインテレグラフに寄稿経験もある。Discordで『SPΛCE』という仮想通貨コミュニティを運営。Xは@coinspace_