上昇する仮想通貨相場と呼応するかのように、今SNSで注目度を高めている仮想通貨情報の発信者がいる。それが、個人投資家／アナリストとして情報を発信するMr.₿itcoin氏だ。 仮想通貨の最新ニュースやトレンド、テクニカル分析に関する“勝つための情報”を日夜発信。ニュースサイト「コインテレグラフ」に寄稿するなど、活動の幅を広げている。 仮想通貨投資歴こそ4年だが、情報の早さや正確性、カバー範囲の広さ、取捨選択の巧みさに定評があり、発信を待ち望みにしているファンも多い。そんな注目の仮想通貨インフォーマーに、最新の仮想通貨トレンドや「10倍」を狙える銘柄について聞いた。（連続インタビュー3回目） 【全3回の記事一覧を見る】⇒仮想通貨アナリスト　Mr.Bitcoin氏の資産[10倍]にする投資術 ※有料会員の方は目次をクリックすると、該当の箇所にジャンプできます。 この連載の1回目で、私は過去3回の半減期後の傾向から、2024年には1BTC＝12万～15万ドルまでの上昇は現実的にありうるというお話をしました。今回はその予測をさらに裏付けるようなイベントの存在について解説します。 具体的には、「現物ETFの承認（1月）」、「米政策金利の利下げ」、「米大統領選挙（11月）」の3つです。2024年は、中長期的に見てビットコインにプラスとなるようなイベントが目白押しなのです。 まずは、「現物ETFの承認」についてです。今年1月、米証券取引委員会（SEC）がビットコインの現物ETFを承認。機関投資家や個人投資家のマネーが大量にビットコイン市場へと投入され、ビットコインの価格が大きく上昇しました。2023年の仮想通貨バブルは、これによって生まれたといっても過言ではありません。 ここで大切なのは、「現物ETFの承認は仮想通貨に資金が流れる起爆剤となりうる」ということです。現在、もっとも期待されているのがイーサリアム現物ETFの承認でしょう。上場申請した現物ETFの多くが5月に可否判断の最終期限を迎えることから、にわかにイーサリアムへの期待感が高まっています。 しかし、個人的に承認はまだまだ先になると思っています。なぜなら、米証券取引委員会は3月に上場申請の可否判断を延期するなど、承認に難色を示しつづけているからです。とはいえ、承認されたあかつきには莫大な資金がイーサリアムに流れるはず。その動向にはしっかりと注視しておきましょう。 2020年から仮想通貨投資をはじめ、翌年からSNSで精力的に情報を発信。アナリストとしての一面も持ち、コインテレグラフに寄稿経験もある。Discordで『SPΛCE』という仮想通貨コミュニティを運営。Xは@coinspace_