「妊娠したから100万円送って」マッチングアプリにひそむ詐欺女、4つの手口
若い頃、女性との出会いを求めて勤しんでいたマッチングアプリに回帰するリベンジ中年が増えているという。しかし、寄ってくるのはお金目的の危険なオンナたち……。パパ活女子&ロマンス詐欺女etc. 危険なオンナを回避して賢く彼女をつくる方法を伝授する。
今回はマッチングアプリに巣くうキケンな女たちによる凶悪被害について解説する。「俺はまだモテてる!」と思って迂闊に会うと大変な目に遭うかもしれない。弁護士に話を聞いてきた。
中年が「出会いの勘」を取り戻すときに、もうひとつ重要なのが“詐欺”の見極めだ。課金系出会い系サイトでは業者側が用意した偽客・通称「サクラ」が多かった。現在はより、凶悪化している──。
「今、多いのは投資詐欺と、恋愛事情を絡めた『国際ロマンス詐欺』です」
こう切り出すのは、マッチングアプリ会社の詐欺防止に関わる有識者会議委員も務める元刑事の森透匡氏だ。
「外国人女性が、メールやチャットのやり取りで恋人になったかのように振る舞い、金銭を送金させる、いわゆる『振り込め詐欺』の一種です。昨年の警察庁の調査でも、優に177億円の被害額が確認される、深刻な問題。特にマッチングアプリに復帰したような中年が『俺まだモテてる!』と被害に遭いやすい」
実際に被害に遭った都内の会社員・広沢伸二さん(仮名・51歳)は、「久々のマッチングアプリで、いきなりカップルになったら……」と悔いる。
「“香港在住”美女とマッチングし、早々にLINEに移行してやり取り。『今日は何してたの?』とか『愛してます』とか言われて、自撮り写真までもらっていた。ある日、『2人の将来のために……』投資を勧められて、彼女の名義ではない口座に100万円振り込んだら急にブロックされました……」
実際に対面できても、油断してはならない。森氏が続ける。