「40歳過ぎのおばさんだから妊娠しないな」と社長が暴言。“セクハラが日常”の地方企業の実態
パワハラ、セクハラ──。相次ぐ地方自治体の長によるハラスメント報道に、世間の声は驚きを禁じ得なかった。何が彼らを“モンスター”にさせたのか。取材をすると、地方特有のハラスメント事情が見えてきた。
「昨年まで派遣社員として勤めた社員100人ほどの食品工場の社長が、セクハラを繰り返す人でした。特に私を含めた女性従業員に対して下に見るような発言は当たり前。ただ全員というわけではなく、私と同じ派遣社員や、気が弱そうに見える従業員にだけ厳しく当たっていたのも腹が立ちます」
そう話すのは中部地方で夫と1歳の子供と暮らす松田和美さん(仮名・42歳)。具体的にはどのような内容なのか。