夏は熱いお茶を飲め。インドの伝統医学アーユルヴェーダに学ぶ、タイプ別・猛暑対策

今年も猛暑が予想されるなか、本格的な夏到来の前に準備しておきたいのが「疲労」対策だ。睡眠や食事はもちろん、脳科学・サウナ・入浴など総力戦で暑さに打ち勝つ疲れないカラダづくりを究める!

インドに古くから伝わる伝統医学

暑くても[疲れないカラダ]

ウェルネスエキスパート・マニーシュ氏

5月には50℃超えを記録したインド。人々はいかに暑さを乗り切っているのか。インド系カナダ人のウェルネスエキスパート・マニーシュ氏は語る。 「インドには暑さに順応するためのさまざまな生活の知恵があります。その根底にある“哲学”ともいえるのが、インドに古くから伝わる伝統医学『アーユルヴェーダ』です」 アーユルヴェーダは日本ではリラクセーションのイメージが強いが、サンスクリット語で「アーユス(生命)」と「ヴェーダ(科学)」を意味する。 「インドにはアーユルヴェーダ専門病院もあり、食事や睡眠、ヨガや瞑想までインドの人の生活に深く根づいてます」 アーユルヴェーダでは、心と体の基本的な性質を表す3つの体質(ドーシャ)があるとされている。 「ピッタ(火)、ヴァータ(風)、カパ(水)です。アーユルヴェーダでは同じドーシャが重なりすぎるとその性質が強まり、バランスが崩れると考えられている。夏は火のエネルギーであるピッタが強まる季節。ピッタ属性の人はより一層、注意が必要です」 暑くても[疲れないカラダ]

“暑さに慣れる”生活づくりが重要