「年収300万円台で、ルックスも悪くて…」30代男性が行政の婚活で結婚できたワケ

 話題になった東京都のマッチングアプリ開発をはじめ、今では全国各地の自治体で結婚支援が実施中だ。果たして官製婚活で結婚した男女は幸せになれたのか?リアルを追跡!

「300万円台の低年収で、ルックスも悪くて…」

[官製婚活した人]の肖像

土田さん夫婦(仮名)とそのお子様の3ショット

「官製婚活があったからこそ、僕は家庭を持てました」  地元の高知県で妻と小学生の子供と3人で暮らす土田卓さん(仮名・44歳)。ありふれた幸せでも、手に入れるのは容易ではなかった。 「30歳を過ぎてからいろんな婚活にチャレンジしてきたのですが、300万円台の低年収で、ルックスも悪くて、おまけに田舎なのに車の運転ができない僕は、女性には相手にされず、婚活仲間の男友達ばかり増えていきました」  婚活パーティの費用はかさみ、20万円は使ったという。親に結婚を急かされるなか、34歳のとき、運命の出会いが訪れる。