廃棄キャベツを食べる借金生活から脱出できた「妻を社長にして起業する」という戦略

共働き夫婦が約7割を占める現代において「稼ぐ妻」が世帯年収を押し上げ、存在感を増している。これを戦略的に捉え、「妻の稼ぎを伸ばす」ことで世帯年収を倍増させている者たちがいる。彼らに共通するものは何なのか。新時代の夫婦の戦略を解明していく!

妻を社長にして会社を起業

[夫婦で稼ぐ]の新常識40歳を過ぎた頃、株の信用取引で大損し、最も困窮したときは廃棄キャベツの外葉を食べてしのいだという坂下仁氏。自身の経歴や知識を生かし、妻を不動産賃貸業の社長にした「プライベートカンパニー」を立ち上げた。 「銀行員として融資の知識があったことから、もともと大家業に興味がありました。借金もあっていざ起業するとなったとき、目をつけたのが日頃から感じていた妻のマネジメント力でした」 就任のハードルを越えれば、実は女性のほうが社長に向いているのだとか。