8月5日、日経平均は史上最悪の4451円安を記録し、翌6日には過去最大の上げ幅となる3217円高に。このジェットコースター相場で猛者たちはどう稼いだかを追った。 　1987年10月19日、米国経済の悪化懸念から巻き起こったNYダウの大暴落。このブラックマンデーを受けて、日経平均は3836円安（14.9％安）を記録したが、その最悪の“記憶”が37年の月日を超えて塗り替えられた。日銀による追加利上げ（7月31日）と米国経済指標の悪化を受け、8月5日に発生した「令和のブラックマンデー」だ。 　ご存じのとおり、SNSには爆損報告が溢れたほか、急激な円高を受けてFXで高金利通貨を買っていた投資家の一部は“退場”を余儀なくされた。だが、なかには神がかったトレードで荒稼ぎした人も。 「一トレードの利益としては、間違いなく過去最高を記録しましたね。当日は、おもしろすぎて睡眠も取らず、ご飯も食べずにチャートに張りついてトレードを続けました」 　こう話すのは主に日経平均先物を取引する専業トレーダーのGomatarou氏。トレード歴約20年で40億円以上稼いだスゴ腕の持ち主だが、8月5日には桁外れの利益を叩き出した。その額なんと、4億8900万円！