情報過多で真の評価を知ることの難易度が上がる昨今、圧倒的な試行回数と経験から独自の評価を導く“変態”たち。そんな彼らが今までひた隠しにしてきた究極の逸品を選んでもらった。 今回は究極のエロを求めるあまり、エログッズを自分で自作して販売するようになった職人を取材した。 究極のエロを探し求める変態の旅に終わりはない。8年前から、オリジナルエログッズを製作・販売しているラッコプランニング氏もそんな探求者の一人だ。 「10代の頃、女性が嘔吐して苦しむ様子に興奮を覚えて以来、自分がサディストであると自覚しました。フェチ系のイベントやバーに通ってSMの世界にのめり込んでいく中、より各々の嗜好に合わせた道具を生み出すべく仲間内でSMグッズのDIYを始めたんです。SM趣味の人はクリエイター気質の人が多く、ホームセンターに行ってはこぞって“本来の使い方じゃないこと”を試していました」 そしてあるとき、なわとびがムチに使えると話題に。ただ、最初は木製の棒になわとびの紐をテープで巻きつけただけの、簡素で手作り感満載のムチだった。それを見たラッコ氏は、クリエイター魂に火がついたという。